エリアルの感想

「笹本祐一」が原作で、「鈴木雅久」がイラストを担当しているSF小説ですが、今でいうところのライトノベルの先駆け的な作品だと思いました。学生のころ読んでいて面白かったというか、よく笑って読んだ小説です。話の内容的には、宇宙人とのファーストコンタクトもので、侵略をする宇宙人の陣営の方は実は銀河帝国から惑星侵略業務を請け負う侵略企業が行うという少し変わった設定で、地球を侵略を担当する三流侵略企業ゲドー社で銀河辺境の地球を侵略すべく、アバルト・ハウザー艦長率いるゲトー社所属のの大型宇宙戦艦オルクスを派遣するのです。本来ならまだそんなに技術力もない地球側と銀河中心部をを主に征服している銀河帝国とは技術力があまりにも違いすぎて勝負にならないと思いますが、この作品では相手が倒産まじかの三流侵略企業で全力で地球を攻めることが出来ないのと、地球側の戦力というのが通常の戦力が通用しないので、国立科学研究所の岸田博士が開発した女性型の巨大ロボット兵器ARIEL(エリアルALL ROUND INTERCEPT & ESCORT LADY:全領域邀撃/支援レディ)で戦うのですが、オルクス側は降下兵という宇宙人が使う機動兵器を使って侵略をするのですが、予算がないのでボロボロの状態で戦うので何とか戦うことができるのですが、それでも苦戦するのです。本格的な侵略が始まらないのは、ゲトー社がすぐに地球を侵略するよりも侵略活動中は、帝国からの報奨金が支給されるため、それを目当てに侵略にもわざわざ日数をかけて攻撃も手加減をする必要があるのですが、それと経費削減の為にしばしば経理部長が侵略作戦に介入してくるで、一方的な戦いにならなかったのです。地球側といいますがエリアル側方は現代科学の粋をかけて作られていて全長40mで走行は核兵器の直撃にも耐えて、電子兵装は第6世代自律型ニューロ光コンピュータ“AYUMI”を搭載(AYUMIは「人工創出による多機能知能」の略語)、武装は高出力X線レーザーや120mm3連装バルカン砲やマルチモードミサイルなど最新鋭の技術で作られていますが、それでも宇宙人との技術力などが大きく違い、あくまでオルクス側が手を抜いての侵略だから何とかなっているのですが、岸田博士とかはまるで勝ったような感じですが、実際はそうでもないですし、パイロットの方は岸田博士の趣味?で実の孫や姪の3人の女の子をパイロットにするのですが、特に長女の岸田絢は大学受験に失敗し浪人になるのど、精神的に追い詰められた状態での出撃があるのです。今作をメカとキャラクターのデザイン及び挿絵を担当した「鈴木雅久」はあまり知名度はないのですが、たとえば「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のνガンダムのデザインコンペに参加して、ファンネルのデザインをしたり今作の小説の挿絵のようにキャラもメカもうまく書ける人です。話の最初の方はドタバタギャク作品をして面白かったのですが、話が進むうちにシリアスな展開の話(長崎に落とされる原爆を巡る話など)があったりして、個人的にはこの小説には今でいうところのライトノベル的な面白さを期待していたのですが、巻を進めるごとにSF的な面白さといいますか、最初の方はギャグテイストの部分が多かったのですが、後の話ではシリアス気味になったりするのでその点では残念でしたが、最後の方はきれいに終われたと思います。あと2回ほどエリアルをアニメ化したのですが、1作目は原作のコンセプトとは違う感じで、2作目の方は原作者本人が脚本を担当していますがいずれの方も予算のせいかどうか知れませんが作画があまり良くない感じでいまいちな感じでしたが、声優の方はなかなか良いキャスティングだと思いました。