南海トラフ巨大地震の漫画について
2023年から連載が始まり、現在も続刊中(2025年6月には第3巻、2026年2月現在では第4巻以降も展開)の、まさに「今読むべき」漫画です。 名古屋港付近で被災した主人公・西藤命(さいとう めい)を中心に、地震発生直後のパニック、津波の恐怖、そしてその後の避難生活をリアルに描いていて、徹底した取材で「もし今起きたらどうなるか」を最新の科学的知見に基づいて描写しています。「見えない津波」の恐ろしさや、都市部特有の危険が具体的に分かります。役立つ防災コラム:として巻末や作中に、防災アドバイザー(高荷智也氏ら)によるガチの防災対策ガイドが収録されており、漫画を読みながら自然と備蓄や行動指針が学べます。 読者からしては「キャラクターにイライラする」という声もありますが、それは「極限状態での人間の身勝手さや理不尽さ」がリアルに描かれている証拠でもありますし、主人公の成長とかも描かれています。とにかく南海トラフ巨大地震は今後30年以内(2025年1月時点)に60〜90%程度以上の確率で発生すると予測されており、2030年代(2032〜2034年頃)が特に警戒される時期とされていますが、いつ起きてもおかしくない「いつか来る」地震であり、「何年後」と断定はできず、常に備えが必要で、過去の発生間隔(100〜150年)から、1946年の昭和南海地震から70年以上が経過し、切迫度が高まっている状況ですので、他人事ではないと思いました。特に漫画の方でも指摘されていますが、被害範囲が広い場合は緊急消防援助隊が派遣が地元での活動を優先せざるを得なかったり、2回目の地震に備えるため、派遣を見送ることになったりするおそれがあったり、広範囲での道路閉塞やコンビナート施設等の被害が想定されており、被災地への救援物資などの配送は困難を極めることが予想されているということです。

