押井守版 うる星やつら78話について
高橋留美子による同名の漫画を原作とする、日本のアニメ作品なのですが、1981年代から放映されたのと2022年代から放映されたのとTVシリーズとしてはふたつあるのですが、今回取り扱いたいのは1980年代に放映された方です。
第78話は「みじめ! 愛とさすらいの母!?」というタイトルです。このエピソードは、あたるの母親が主人公で、押井監督らしさが色濃く出た内容となっています。この回は、あたるの母がバーゲンセールで頭を打ち、夢と現実の間をさまようというストーリーが展開されます。押井守監督によると、このエピソードは一度フジテレビに納品拒否されたものの、放送に間に合わせるために最終的に納品され、監督は局長室で厳重注意を受けたとされています。当時のテレビ版『うる星やつら』の中でも特に押井守監督の色が強く出ている回として知られており、ファンの間でも特に有名で、監督・脚本を押井守氏が担当したことで知られる異色作です。あたるの母を主人公にした、原作にはないアニメオリジナル回です。押井守色の強い作風で、本作のチーフディレクター(後の『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の監督)である押井守氏の作家性が強く表れた回として有名です。シュールな展開で現実と夢の境界が曖昧になる、不条理で難解ともいえるストーリーテリングが特徴です。賛否両論のある回でして、放送当時、従来のドタバタラブコメディとは大きく異なる作風に、視聴者や関係者の間で賛否が分かれたといわれています。
とにかく意味不明なストーリーで、放映されたのも他に放映させるものがなく仕方なく放映されたそうです。後に劇場公開される「ビューティフルドリーマー」の原型ともされる回だと思いました。

