the killing pawnの感想
「進撃の巨人」の諫山創と「スプリガン」の皆川亮二が組んだ異色の将棋読切漫画ということで、諫山創といえば「進撃の巨人」で物語の冒頭から張り巡らされた数々の伏線が、驚くべき形で終盤で回収される点にあり、特に、第1話の冒頭にその後の物語の要素が凝縮されており、終盤の展開を知ってから見返すと「鳥肌が立つ」ほどの完成度の高さについては、連載開始前からかなり詳細に計画していたと言われていて、物語の途中で連載を進める中で新たなアイデアが生まれ、それが物語に取り入れられいて後付けされた設定はどちらかというと少ないほうだと思われます。逆に皆川亮二については緻密な作画とダイナミックなアクション描写やバイクや車などのメカの描写に定評のあり、俗に「皆川フェード」「皆川エフェクト」と呼ばれる映像作品の「フェードアウトによる場面転換」を漫画で表現した演出で、セリフを話している人物の顔アップが透過して、次の場面の背景が描かれているというものを今のデジタル作画では簡単にできますが、デジタル作画が確立されていなかった時代に、人物の輪郭のみを描くなど手描きで透過を演出していことでも有名なで漫画家なのですが、ある時に「ARMS」ではコンビニで立ち読みしていた雑誌(週刊サンデー)で自分の連載が2週間後に始まるのを知って(おそらく編集者が本人に連作する前に雑誌に掲載したと思われ)原案協力の人と協力して、締め切りまでに設定を考えて連載を開始いたのですが、シナリオや設定などを連載しながら考えてやっているのに設定とかに破綻せずにストーリーを展開して、伏線回収をして連載をライブ感をだしているので、どちらかというと両極端な二人が手を組んで、諫山創が原作で、作画を皆川亮二で将棋の漫画をを描くというので、お二人とも将棋のルールをほとんど知らずに将棋の漫画を読み切りとはいえ雑誌に掲載されるということで、どのようになるのでしょうか?。
本作のテーマは「将棋バトル」ですが、しかし、単なる頭脳戦ではなく、予想の斜め上を行く奇想天外な展開が特徴です。タイトル「The Killing Pawn」は直訳すれば「殺す歩兵」となり、将棋の最も弱い駒である「歩」が王を討つという、下剋上を彷彿とさせる意味が込められているのです。
諫山創ならではの独特な世界観とストーリーテリングに、皆川亮二の迫力ある画力が融合。シリアスな画風で描かれる不条理でコミカルな状況が、読者に強烈なインパクトと笑いをもたらします。連載作品ではなく、読切ならではの突き抜けた発想と勢いが、本作の大きな魅力と言えるでしょう。
将棋を知らない読者でも楽しめるエンターテインメント作品であり、二人の人気漫画家の才能がぶつかり合った、漫画史に残るユニークな一作として知られています。
突然、将棋センターに現れた主人公が、プロに向かって「歩」だけ倒してやるといって、自分が持ち込んだ将棋盤と駒で対決するというので、どうするのかと思えば主人公が駒の「歩」を勢いよく将棋盤にたたきつけると衝撃波が相手の腹にあたって倒れこむのですが、普通に考えればそんなことをすれば反則負けになってしまうのですが、この漫画ではなぜか対局に勝ったことになるというという突拍子もないことなのに、他の登場人物たちは不思議に思わないところか大真面目に、そして壮絶な読み合い?とバトルを繰り広げるという漫画なのです。

