こづかい万歳の感想

原作者である「吉本浩二」が漫画家生活の中で、妻と子供二人で生活していわゆるこづかい制で暮らしていて、本人やの素周りの人たちがいかにして限られたこづかいをやりくりして余韻などを過ごしているのかをドキュメンタリー風に(ほぼ実話!?)に描いている作品です。よく漫画で作品内で出てくる商品やお店などは名前を少し変えているのですが本作では実名で描かれています。毎回色々な人が出てくるのですが、基本的に旦那の小遣いをどのように使っているのかや毎月どれぐらいおこづかいをもらっているのかを紹介するのですが、そういった人を敬意と揶揄を込めて「こつかい超人」と呼ばれるようなったのでが、中には超人というか怪人というか狂人といったような人も出てきて、「ステーション・バー」は原作者の子供のころからの友達だそうですが、駅が好きなのだそうで駅を行き交う人々の人間模様を眺めながら飲むのが最高の楽しみだそうで、それを「生の映画を観ているよう」というちょっと普通の人からしたらおかしく思いますがそこの所がこの漫画の面白いところなのでしょう。
原作者が「家の近くの公園とかで飲めよ…」と正論を言うのですが、曰く「駅が好き」なのだそうです。駅を行き交う人々の人間模様を眺めながら飲むのが最高の楽しみで、それを「生の映画を観ている、よう」と表現しています。さらに、場所にもこだわりがあり、一つの駅だけでなく複数の駅に「ステーション・バー」のスポットがあるようです。
「ステーション・バー」よりすごい人は、「会社推し」で会社をまるで「推し活」の対象のように捉えて、会社の福利厚生や無料サービスを最大限に活用し、自身の生活費や娯楽費を極限まで抑えるライフスタイルを指します。
その中での限られたお小遣いの中でいかに楽しむか、いかに工夫するかというリアルな日常が描かれているため、読者は自身の状況と重ね合わせて共感しやすいと感じます。外食を控えたり、趣味に使うお金を捻出したりといった、身近なエピソードが満載なのではないでしょうか。
普通の漫画でしたら、フィクションなのでそういった人物はいないと思い笑っていますが、本作では一応原作者が取材などしているそうなので、実際に漫画に出てくる人物が本当に存在しているという点が、この漫画の面白いところです。