機動戦士ガンダムジークアクス 9,10話の感想

8話の最後でいきなりマチュがジークアクスに乗って大気圏突入するのですが、大気圏突入といえばガンダムシリーズでは見せ場のシーンなのですが、数分で終わってしまうところは残念なところです。ふとマチュがきづくと「カバスの館」のベットで寝ていたのですが、「カバスの館」とは初代ガンダムの富野監督著の小説の「密会」に出てくるララァ・スンがいる娼館と同じ名前でジークアクスでも娼館と思しき演出とかはありましたが、さすがに深夜に放送されるとはいえTVアニメで娼館というのはどうかという事なのでしょうか娼館という言葉はなかったのです。
10話でやっと登場した感じであるギレンが美人秘書と登場しますが、わずか2分くらいでキシリアに暗殺されるのですが、使ったのはおそらく青酸ガス(シアン化水素)で、経口摂取で窒息を起こし死亡し、無味無臭で経皮吸収は遅く空気より軽い為に立っている人間から順番に倒れているのと、シアン化化合物は「薔薇の果肉に含まれる毒」でもある(ダマスクローズやシャロンの薔薇との繋がり)でしょう。それと10話では、以前、庵野秀明監督作品の「トップをねらえ」というアニメとよく似たレイアウトなどが出てくるので、知っている人から見ると少し笑いました。9話に戦闘シーンがなかっただけに10話は量産型のギャンがこれまた量産型のジオングに奇襲攻撃をかけるシーンとかは迫力があってよかったです。
この作品が全12話なのは、今まで見ていると1話から全話ほとんど作画レベルが劇場版アニメレベルで、さすがに放映前に編集版を先行して劇場で公開しているだけのことはありますが、12話しかないので話の展開が早くてそのおかげで各登場人物の心情などがすくなく、キャラによっては1話だけや、登場して数分で退場するようなありさまで、時間が足りない感じなのですが、作画レベルを安定してこのスタッフで制作するのは12話が限界なのでしょうか、本当は多少は作画レベルが多少不安定になっても2クール(26話)くらいほしかったです。
元のガンダムのストーリーと違い連邦ではなくジオン軍が勝ったというのは、アメリカのSF小説家のフィリップ・K・ディックの歴史改変SFである「高い城の男」を彷彿とさせると思いました。