機動警察パトレイバー劇場版の感想
機動警察パトレイバー 劇場版【Blu-ray】 [ 冨永みーな ] 価格:6864円 |
もともとは漫画家の「ゆうきまさみ」とメカデザイナーの「出渕裕」によってはじまり、キャラクターデザイナーの「高田明美」と脚本の「伊藤和典」が加わり、途中からその時は業界では干され気味の「押井守」が監督になったのが「ヘッドギア」でそのメンバーで制作されたのがOVAシリーズのハトレイバーとそののちに今作の劇場版パトレイバーが製作されたのです。この作品のいいところはまだパソコンの普及率も低く、パソコン通信はあったがインターネットも一般には解放されていない時代にコンピューターウイルスによる犯罪やオペレーションシステムなどに着目してストーリーの要素に加えているところや、犯人である「帆場暎一」が冒頭シーンで海に飛び降りし、その後行方不明になるところなどや東京の下町などをロケハンして、地上げなどで廃屋と化した街並みと高層ビルとの対比などの背景美術にも力を入れているところもいいのです。例えばコンピューターウイルスの影響で工場の生産ラインが止まってしまうなどは現実でも起こっていますので、いかに先を見据えた作品だと思います。ちなみに監督の「押井守」は犯人の「帆場暎一」が実はいなかったというシナリオも考えてたみたいですが、さすがに脚本の「伊藤和典」に止められたそうです、さらにちなみにその前に「押井守」が劇場版ルパン三世の3作目を監督しようとしたときに「ルパンは最初から存在しなかった」という設定でやろうとしてプロデューサーとかに止められて、監督を降板したという過去がありました。最初から存在しなかったというのは「押井守」がその前に監督して評判を得た、「うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー」に出てくる「胡蝶の夢(夢の中の自分が現実か、現実のほうが夢なのか)」を彷彿とさせてしまいます。映画化に際しては、OVAではロボットであるレイバー対レイバーの戦いなどがあまりなかったので、劇場版では最後の方にレイバー同士の戦いがあるのです。

