六神合体ゴッドマーズの感想
1980年代には色々なロボットアニメが放映されていましたが、本作は違った意味で有名な作品です。この作品の前にTV放映されていた「鉄人28号」と同じく横山光輝が原作の漫画である「マーズ」をTVアニメ化するの設定が悲劇的すぎるのと、スポンサーの本音から言えばあくまでTV放映は劇中で活躍するロボットなどのおもちゃを売るためであるので、原作の設定を作者の了解の上で大幅に変えていて、主人公であるマーズが死んだらガイヤ―が爆発して地球が消滅することや、ロボットの名前などが同じなくらいで後はほとんど別物となっているので、原作では六神とガイヤ―が戦うのですが、TVアニメではおもちゃを売るためにそれぞれのロボットが合体して敵と戦うというように変更されていたり、主人公が地球防衛軍のコスモ・クラッシャーに所属して仲間とともに戦っているとかかなり変えています。おもちゃなどが売れたおかげで当初の放映期間である半年を超えて1年以上放映されましたが、人気が出たのはロボットだけの魅力だけではなく、キャラクターデザイナーの本橋秀之の描く主人公である「マーズ」(明神 タケル)や主人公の双子の兄でありライバルになる美形キャラクターである「マーグ」のデザインやそれぞれ演じている水島裕、三ツ矢雄二の声優としての魅力もあり、本来ロボットアニメではロボットのおもちゃを買う男の子向けに制作されているのですが、本作では女性人気もかなりあり、双子同士が否応なく敵味方に分かれて戦ったりする所などは、本作のシリーズ構成で「宇宙戦艦ヤマト」の企画段階からかかわり脚本などを担当しているベテランの藤川桂介が本作のシリーズ構成と脚本を担当しているので、原作とは原型をほとんどとどめていないのに人気が出たり、OVA版の「17歳の伝説」の小説版では原作者が藤川桂介になっていたりしています。メカアクション的にはおもちゃメーカーから出たデザインをキャラクターデザイナーの本橋秀之がアニメ向けにクリンナップしていましたが、線が多く書くのに大変そうなのであまり細かく動かさずにしてごまかしたりしていますが、作画的には「風の谷のナウシカ」や「劇場版銀河鉄道999」で派手なエフェクトや独自のパースで有名な金田伊功の影響を受けたアニメーターが担当しているので、メカ作画は良かったのですが、動きがあまりなくゴッドマーズの必殺技もあまりないのでそこの点は不満でした。ニコニコ動画でコメント付きでこの作品のOPを見ると途中で「六神合体!」と叫ぶところがありますがコメントを見ると「独身万歳!」と画面が埋め尽くされて、それから普通に見ても「独身万歳!」としか聞こえなくなり、笑ってしましました。

