戦闘妖精雪風アニメ版の感想

神林長平氏が原作のSF小説「戦闘妖精・雪風<改>」と「グッドラック 戦闘妖精・雪風」をアニメ化した本作品ですが、小説2本の作品のオリジナルアニメシリーズで5話と短い時間でまだ連載途中の作品をアニメ化するのですから、話がかなり省かれたり、それどころか結末が違っていますが、それは連載著中の作品をアニメ化するのですから仕方がないのですが、原作のファンの中には人物のデザインや本作の目玉でもある戦闘機のデザインにも評判が良くないのです。
戦闘機のデザインを担当したのは、新世紀エヴァンゲリオンでエヴァなどのデザインをしている山下いくと氏が雪風などを担当し、ほかの戦闘機のデザインは同じく新世紀エヴァンゲリオンでネルフ本部の司令塔などのデザインをしていたきお誠児氏が担当していて、原作小説の挿絵では現代の戦闘機みたいなデザインだったのをアニメ版では、SFチックなデザインとなっているのです。戦闘機などのメカは3DCGで、ディスプレイデザインやインフォメーションもCGですが、航空自衛隊に取材などしてコクピットや指令室などのディスプレイなどもカッコよくてセンスがいいと思います。声優はベテランが演じてらしているのですが、主人公である深井零役をしているのは、まだそんなに売れていない俳優の人で、周りがベテラン声優で、主人公だけ少し声が浮いている感じがして気になっていましたが、まさか後に「半沢直樹」などで有名なった堺雅人氏が主人公役を演じていて、今作で演じてた時は、まさかこんなに有名になるとは思わなかったです。
キャラクターデザインと第1話の脚本の一部を少女漫画家の多田由美氏が担当しているのか、主人公の深井零とその上官であり友人のジェイムズ・ブッカーの関係がホモ臭い感じなのはどうかなと、特に多田由美氏が描いているパッケージ版で二人が並んでいるイラストを見ると特にそう思います。
戦闘機のデザインもよいですが、敵で戦闘知生体であるジャムのデザインとか表現もよい感じで、SF小説を映像化するのは難しいのですが、デザインの面ではうまくやっていると思いました。
南極に突如に出現した超空間通路から飛来するなぞの異星体「ジャム」の進行を受けた人類は、その先鋒を撃退し、超時空通路の向こう側にある惑星フェアリィに橋頭堡となる軍事基地群を築き、ジャムと戦うフェアリィ空軍(FAF)を設立してジャムの進行を食い止めていたが、設立初期には選び抜かれた精鋭で構成されていたFAFだったが、開戦から長引く消耗戦に、やがて犯罪者などの社会的不適合者の中から才能をも持つものを訓練し、FAFに送り込むことになるのだが、その社会不適合者の中でも「他者に関心を持たない」という人間ばかりを集め、高性能な戦術戦闘電子偵察機「スーパーシルフ」をまだ正体の分からない対ジャム戦における戦術電子偵察部隊であり、たとえ目前の味方を見捨ててでも敵の情報を持ち帰ることだけを要求する特殊作戦部隊に主人公である深井零は「雪風」と名ずけた機体で出撃するのだが…。