ほしのこえの感想

日本歴代興行収入ランキングで現代5位のである「君の名は」や14位の「すずめの戸締り」でおなじみの新海誠氏が原案・監督・脚本・演出・作画・美術・編集およびオリジナル版のもう一人の主人公役の声優なども一人で担当した、新海誠氏のメジャーデビュー作でフルCGのデジタルアニメーションでほぼ一人で製作して、使った機材もパワーマックやソフトもアドビのフォトショップなど一般のもので作られたので、初めて見た時は本当に一人で作ったのか疑問に思ったものです。
チャッチフレーズは「私たちは、たぶん、宇宙と地上にひきさかれる恋人の、最初の世代だ。」で、火星で異星生命体タルシアンと戦闘になり全滅したが、遺跡から回収したタルシアンのテクノロジーで対抗しようとして、国連宇宙軍のタルシアン調査隊(リテシア艦隊)を結成する。2046年(実際の舞台描写は製作時期の2002年代)に中学3年生の長峰ミカコと寺尾ノボルはほのかな恋心を持ち、同じ高校へ進学を希望していたがミカコは国連宇宙軍のリシテア艦隊に選抜され人型機動兵器であるトレーサーの搭乗員として、地球を離れ火星や冥王星に向けて出発するが、その間のお互いの連絡方法は今でいうところのガラゲーでのメール(制作時が2002年な為)でお互い連絡していたが、地球から離れていくたびにメールの返信は遅れ、冥王星での戦闘で艦隊は大規模なタルシアンから逃れるために1光年先にハイパー・ドライブ(超空間航行、要するにワープ)するがミカコとノボルの時間は1年もずれてしまった。
というのが本作品のあらすじですが、ほとんど一人で製作し、しかも制作した機材も一般にあるものを使ったということですごいと思いましたし、作品の中の美術、特に雨の後の青空や夕暮れの空などの背景などの書き込みなどは後の作品を彷彿とさせるところがあり、ミカコが人型兵器であるトレーサーに乗って敵にであるタルシアンとの戦闘は3DCGで描かれていてよかったのですし、二人の時間がすれ違う時間もよく描かれていていますが、作品として評価するとどうしても庵野秀明氏が携わったエヴァンゲリオンやトップをねらえなどを彷彿とされるところがあり、パクリとは言いませんがオマージュ(とはいえエヴァンゲリオンやトップをねらえなども過去の作品のオマージュがありますが)があり、例えば二人の時間がずれるのはトップをねらえをありましたし、ミカコが乗る人型兵器であるトレーサーのコクピットはエヴァンゲリオンのコクピットにどことなく似ているし、演出もどことなく似ているのでこの作品の評価としては、ほとんどを一人で作成し、小規模とはいえ上映されたというのはすごいと思いますが、作品そのものを見ればいろいろな作品のオマージュを感じますが、美術とかがすぐれている作品だと思いました。