梅田地下オッデセイの感想

この前、NHKで放送されていたブラタモリにて、大阪の梅田が登場して梅田の地下街の複雑さを紹介していましたのを見ましたら、梅田ダンジョンとも揶揄され、大きさはともかく複雑さでは日本一だと思う大阪の地下街のことを思うと、ふとこの小説のことが思い出されたので感想を書きたいと思います。
突然梅田の地下街に閉じ込められた主人公は、生き残った人々がいくつかのグループを組み地下街で食料を奪い合う無法地帯になった中で、脱出するために地下街を探索するのですがそんな中で主人公はこの事態に対応するためのカギである存在に出会うというのが大筋な話の流れです。
この短編SF小説の作者:堀晃氏の充実した解説を除いた本編の方は堀晃氏のページに公開されています。この小説は1978年に掲載されたもので、その当時の梅田の地下街が舞台の作品ですが、私が学生時代によく梅田の地下街に遊びに行っていたので、その当時と記憶が読んでいると蘇ってきますが、どちらかといえば私が遊びに行っていたのは大阪駅前第1ビルから第4ビルの地下街で、1978年当時は大阪駅前第4ビルは建設中なので、あまり登場しなくて最後の方にさらっと出るくらいなので、私が記憶している梅田の地下街との違いがあるのですが読んでいてこの話はこの場所だなとわかるぐらいです。このところいろいろなアニメや漫画などの感想を書いていますが、何かというととエヴァンゲリオンの庵野秀明氏が携わっているとか、関係しているかいているのですが、さすがに1978年に掲載されたSF小説には関係ないと思ったのですが、よくよく調べてみると、この作者の堀晃氏は庵野秀明氏が大阪芸術大学時代に同級生らと作っていた8ミリフィルムで撮影したアマチュア特撮である、愛國戦隊大日本に少しだけ登場していて、SF大会に出る作品だとして少しだけ出演したそうですが、作品の内容がないようなだけにのちにソフト化するときに本人の顔と氏名にはぼかしが入ったということです。どうしても私が感想をか行使すると庵野秀明氏が関係する作品が多くなるのは、庵野秀明氏が携わった作品が好きだということもあるのでしょう。
大阪の地下街は、北は阪急三番街、東はWATER TREE(旧泉の広場)、西は大阪ガーデンシティ、南はドージマ地下センターと広大で、法的な通路としての地下街で一番広いのは新宿でしょうが、建物の地下を含めると一番広くて複雑なのは大阪は梅田の地下街だと思います。そしてそれぞれの建物が次々に再開発で、今まであった地上への出入り口や通路がなくなったり、あるいは新しくできたりしていて30年以上前から梅田の地下街に遊びに行っている私でも場所がわからなくなるほどではないですが、ある地点からある地点までの行き方わかりずらくなることがあります。特に今は、近年では都心部ではここまで広い再開発地域はないと言われている大阪梅田貨物駅跡の再開発「うめきたプロジェクト」が開始され、早速大阪駅の新しい地下ホームが出来たりしてまた地下街が広くなったりしています。
この作品が掲載された1978年ごろも梅田の地下街が広がっていているのですが、それから40年以上たった今でも地下街は広くなって、あと何十年先かかるかわかりませんがまだまだ梅田の地下街は広く複雑になっていくんだと、NHKでのブラタモリを見てこの小説を改めて読んでの感想でしたがどうでしょうか。