エリア88アニメ版の感想

新谷かおる氏原作の漫画で、孤児院育ちの主人公の風間真と神崎悟が航空機パイロットになるためにフランスで研修を受けて、合格祝いに二人で飲みに行き泥酔しているところに外出届だと紙を出され、それにサインをしろと言われサインを書いたら、しばらくしたらいかつい人が来て、実はサインをしたのは外出届ではなく、アスランという中東の国の外人部隊になるサインでして、抵抗しようとしたら脱走兵として射殺されるということで、いやいやアスラン軍の外人部隊に入ったのは、神崎悟に罠にはめられたということです。ストーリーは「巌窟王」をモチーフにともに裏切られて、恋人も奪われてという感じで進んでいますが、基本的には風間真がアスランの空軍基地であるエリア88で傭兵として、戦闘機で戦いながら敵を倒した分だけお金がもらえ、高額の違約金を払うか契約期間を生き残れば、除隊できるため、違約金を稼ぐためにも敵である反政府軍と戦う話です。とにかくこの作品では、戦闘機がグラマラスに書かれていてかっこよく、キャラクターもいい感じですし女性キャラは、少女漫画風(原作者の新谷かおる氏の奥さんも漫画家)でこんなところもいいなと思いました。風間真が外人部隊で戦っている一方で、神崎悟の方は、パイロットとして所属していた大和航空を陰謀で乗っ取り、社長にまで上り詰めましたが、使っていた航空機の欠陥やら汚職やらで、会社を終われ、風間真を暗殺するときに使ったイタリアンマフィアの養子になり、マフィアや武器商人と組んで、アスランを舞台に新兵器の実験などをしだすところから、話が政府軍対反政府軍という話から急展開したり、エリア88の個性的なパイロットたちとの活躍とかも面白いですし、風間真と神崎悟との孤児院に入るまでの因縁とかも興味深いですし、なかなかいいと思いましたが、最後はきれいに終わらせようとして半分夢落ちみたいな終わり方をしたのは少し残念だと思いました。
過去に2度アニメ化されていますが、最初のOVA版は出来が良くて、監督ものちに有名になる押井守氏の師匠といわれる鳥海永行氏が担当して、キャラ作画やメカアクションもよくて、声優もベテランを使っていていい感じでしたが、原作では子供や女性パイロットが出てきますが、どうやらこの監督は子供や女性パイロットが出るのが嫌なのか出てきていないのと、収録時間のせいで中途半端な終わり方をしているのが残念でした。2作目はテレビアニメ化しましたが、論外です。